amegonの雑なブログ

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Zabbix のマップでネットワーク機器の前面状態を作成してみた(しかしイマイチ..)

きっかけ

Zabbix のマップをいじっているうちに、ネットワーク機器の前面パネルを表示してポートの状態が正常と障害で表示が切り替えられそうだな、と思った。
いろいろなベンダーで同様の機能が提供されているか、それを Zabbix だけで実行できるのではと思った次第。

作り方

以下に抜粋。

ホストの作成

以下のようにしてホストを作成。

  • ネットワーク機器のポートごとにホストを作成
  • ホストにはアイテム1つとトリガー1つを作成
  • トリガーは ifOperStatus が 1 以外だったら障害、それ以外(=1)だったら復旧 とした

アイコンの作成

ネットワーク機器前面の絵

ネットワーク機器の前面パネルの絵を準備。
今回はアライドテレシスの AT-x210-9GT を使用。
理由は同機器を所有しているからと絵の入手が簡単だったから。
絵は以下のサイトからダウンロードして加工した。

https://www.allied-telesis.co.jp/library/parts/switch/dcycle.html

ポート状態表示用の絵

正常時、障害時、メンテナンス時の絵を以下のように準備した。
上下それぞれのポートに対して準備をする。

  • 正常時
  • 障害時
  • メンテナンス時

マップの作成

Zabbix で以下のようにマップを作成

  • ネットワーク機器前面の絵を配置
  • ポート状態の 正常時 の絵を用いて、ポートごとに作成したホストと紐づけ設定を行う
    • この作業をポート数分繰りかえす
  • ネットワーク機器前面の絵のポートの上に、上記で作成したポート(ホストとひもづけ済)をのせる

    • この作業をポート数分繰りかえす
  • 作成過程のスクショ

  • 出来上がり

監視を実施

以下の状態で監視されているネットワーク機器をマップで表示してみた。

  • ポート 1-3 はリンクアップ
  • ポート 4-8 はリンクダウン

結果

正常時にはポートが緑色表示、障害時にはポートが赤色表示となりわかりやすいと感じた。
しかし、障害時には何かしら障害の情報が表示されてしまいそちらに目がいってしまい表示が汚くなる印象を受けた。

障害時に表示するメッセージの種類をもう少しカスタマイズすることができたら利用価値があるかもしれない。
今回はそれがわかったことがOKとして、また別の機会があったら表示上のカスタマイズをすすめてみようと思ったり思わなかったり。